Categories: 延岡の百物語

其の八 「自縛霊」

ちょうどテニスのクラブハウス正面の駐車場かな池の近くやったと思います。
     
土曜日の夜中に日向方面に車二台でドライブに行く為に友達と待ち合わせで 止めて待ってたんです。
      
当時かなりの土砂降りでした、今はどうかわかりませんけど 暗くてちょっと不気味な感じでした。
     
しばらくするとついウトウトと眠くなって きたんですね、隣には友人がひとりいててその友人も眠りたかったようです。
      
まぁ友達が車でくるから起こしてくれるやろうと思って眠ってしまったわけです。
         
しばらくして隣の友達が声も出さずに手で起こされて 屋根に指を指していたからなんやろうって思ってたら ガラスサンルーフにぴったりと顔をつけてこちらを睨んでる女の人がいたんです。
        
その時もかなりの土砂降りですよ、急に起きて正面のフロントガラスには足が・・・
     
そう
          
屋根の上にへばりついていたんですね。
         
それ以来二度と夜には行けませんでした 

のべおかん

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のべおかん