実は 、今朝は怖い体験をしまして。
怖いって言っても色々ありますが、「世にも奇妙な・・」的な怖いです。
今朝もいつも通りの配達時間からスタート。
配達始めて約30件目のとあるお宅での事。
この辺りは、元来、農家の家が多く、比較的裕福だった農家の敷地はやたらと広いのです。
実は僕の元々の本籍地が近くなので詳しいのですが。
このお宅は、裕福だった農家の部類で、元々は敷地内に牛舎や納屋があったのですが 、戦後の高度成長期に農家から家の設備関係の仕事に変えたらしく牛舎や納屋があった箇所は材木や2トントラックの置き場になってます。
僕が新聞配達を始めたときからずっと、この家には配達してます。
バイクを置いて新聞入れのポストまで30メートルくらい離れている広い敷地。
「遠いなぁ」って いつも頭の中で愚痴をこぼしながら配達しています。
外灯なんか無く、今朝も辺りは真っ暗の中、同じような感じでバイクを 置き、新聞入れまで歩き始めました。
半分くらい歩いたところで、
「パッ!!」と廻りが明るくなりました。本当に真っ白に明るく。
地面は今では余り見ない真っ白なセメント張り、いつもだったらある材木や車などが一切無い。そして、あるはずの家すらない。
「えっ、何これ・・・」
耳に声が聞こえてきた。
子供の泣き声。
だけど、だれの泣き声かすぐわかった。
「ぼ、ぼくの泣き声。」
まぎれもなく、僕が子供だったときの泣き声。そう思わせる何かを感じた。
もう一度、廻りを見渡す。
地面の白いセメント張りに色が付いてる箇所が所々ある。
紅い色。
「血。」
本能的に悟る。
目の前に人の気配。
見ると・・・。
赤い柄の鎌を持った男の人が立っている。
殺気など無い、ただ 立ち尽くしている。
「なんなの、これ!!」
そう思ったとき、元の暗闇に。
家も材木置き場もトラックもある。
幻覚?
夢?
頭の中、今、整理してるのですが、ほんとうにわからない・・・。
(語り部:清家さん)
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